IT業界は残業時間が多い業界に分類されます。
プロジェクトの規模感やクライアントの希望に大きく影響されます。
転職サイトの『残業の多い職種 ランキングTOP20』でも記載されているように、
上位にエンジニアが出てきますね。
実際に私も多い方です。
今年だけでも
1月~3月 80時間、4月50時間、 6月20時間
と高稼働でした。
半年での月平均は52時間で、1日平均は2.5時間ほどでしょうか・・・・
こう振り返ってみてもなかなかつらいですね・・・
残業時間の多い理由についてまとめてみました。
- SE(システムエンジニア)・PG(プログラマー)が残業時間が多いのか不思議な人
- IT業界に転向を考えているけど、残業が多くて不安がある人
プログラマー の残業時間が多い理由
【プログラマーの残業が多い理由①】納期
エンジニアの仕事は、ITでお客様の課題を解決することです。
大半がクライアントの予定優先で、納期が設定されてしまいます。
しかし、『納期』が実現可能か日程かを判断する前に受注してしまうことがあります。
受注してから実現するためにメンバーを増やすというやり方が多いように感じます。
そして、人数が集まらなかったら、一人一人の負担が増えて残業が発生してしまいます。
【プログラマーの残業が多い理由 ②】仕様変更対応
ITでお客様の課題を解決が目的のため、常にお客様の要望に合わせてプログラムを作ることになります。
そのため、プログラムの設計ができて、設計をもとに開発が進んでいたとしても、
お客様からの変更希望があれば、作り直しが発生します。
作業が進んでいればいるほど、もどってやり直す工程は多くなりますが、
予定は変わらないということが多いため、残業でのカバーが必要になってしまいます。
【プログラマーの残業が多い理由 ③】人手不足
SE(システムエンジニア)・PG(プログラマー)がいる【IT業界】はそもそも人手不足です。
そもそも、業界としてエンジニアの数が足りていません。
それにも関わらず、
決まったスケジュールに大量の作業があり、かつ作業は仕様変更で増える傾向が強めです。
なので、1人1人の作業は増え、ますますと人が足りなくなります。
プロジェクト始動時点では増える作業分のメンバーを確保しません。
かなり大きなリスクですし、顕在化する可能性高いですが、
顕在化=実際に人が足りなくなっても残業でカバーしようとする傾向があります。
【プログラマーの残業が多い理由 ④】残業が当たり前文化
IT業界は特に、残業時間もリソースの一つとしての考えが強いです。
すでにプロジェクトにいるメンバーの方が知識があるので、
人を増やすのでははなく、その人にやらせた方が効率いいからです。
プロジェクトの知識ない人を外部から参入させても、前段知識をレクチャする必要があり、
この時間を非効率と考えるからです。
また、エンジニアはオフィスワークの為昼夜とわず作業可能です。
作業時間は、太陽が上ってる明るい時間といった環境や
お客様の営業時間に合わせる必要がないため、際限なく作業できます。
極論を言えば、骨折していても作業できます。
プログラマーへ長い残業が与えるの悪影響
【プログラマーへ残業が与える影響①】自分時間なくなる
平日の自分のプライベート時間は、
朝起きてから仕事まで、夜帰ってから寝るまでです。
残業が続くと、プライベートな時間はもなくなります。
帰宅後は家事をこなし、寝るだけになります。
PCばかり見てブルーライトを浴びすぎているせいか、眠りも浅くなりがちです。
朝もすっきり起きれず、朝活も難しくなります。
【プログラマーへ残業が与える影響 ②】すたれる
自分の時間が無くなるため、
疲弊してリフレッシュもできなくなります。
睡眠時間不足にもなり、せっかくの休日もアクティブに過ごす気力もなくなります。
だらだら過ごして、新しいことにも挑戦できなくなってしまいます。
怠慢な生活が続き部屋も汚くなって、身も心もすたれてしまいます。
【プログラマーへ残業が与える影響 ③】体へのダメージ
残業が続くと、エナジードリンクや間食の接種が増えたり、
帰宅してからの寝る直前に食事したりと不摂生が続きます。
栄養バランスも悪くなります。
仕事中は座りっぱなし、かつ、運動する時間も取れない生活が続くと筋肉は落ちて簡単に太ってしまいます。
エンジニアでスタイルのいいひとは少ないです。
座る時間が多いため、腰痛や肩こりもひどくなります。
画面を直視する時間も長くなるため、ドライアイ・眼精疲労が蓄積し、緑内障になる方もいました。
【プログラマーへ残業が与える影響 ④】精神へのダメージ(うつ)
仕事では高負荷な作業が課せられ、時間に余裕が持てません。
残業のせいで、プライベート時間が削られ、起きている時間の大半が仕事のことを考えるようになります。
仕事のことを夢でもみてしまいます。
期限に追われてひっ迫したプロジェクトメンバとの打ち合わせでは
ぎすぎすした物言いにもなり、小さなことにも違和感を感じるようになります。
作業には品質もスピードも求められ、神経をつかいます。
そんな時間を夜遅くまで過ごします。
まったくのやる気を起こさなくなり、
朝布団から出ることが億劫になります。
次の日が来てほしくない、朝が来てほしくない、寝たくないと・・
残業時間の増加は、精神を削ってしまいます。
【まとめ】プログラマーの残業が多い理由
残業時間は、『悪』です
もちろん、残業代が支払われさえすればまだましですが、
個人の時間が削られ『駒』感をすごく感じます。
減らすために行動が必要になります。
行動として考えられるのは、勇気を出して仕事を断り定時上がりするか、定時に上がれる企業に転職するかです。