こんにちは。はるです。
今回は「文系・未経験のIT業界への就職はつらい」についてです。
わたし自身が文系学部出身で、IT業界に就職しました。今年で10年目に突入しましたが、就職直後は本当につらかったです。

IT業界はカッコいいし憧れる!
少し勉強ができれば できるかな?
就職するまでプログラミング経験ゼロですし、パソコンも授業で使ったことあるくらいのレベルでした。
ExcelやWord、PowerPointのほかにはインターネットしかいじったとありませんでした。
それでも、IT業界を目指したのはたまたまでした。
大学で一人暮らしを始めた都市で、文系から就活できて手に職付けられる職種で探していて、
該当したのがIT業界でした。
営業もありましたが、私は向かないなと直感で思っていました。。
就職してからは実際につらかったです。
- 未経験だけど、IT業界に就活・転職を考えている人
- 文系大学に進学したけど、IT業界に就職・転向を考えている人
- 今の職をやめて、働き方自由なIT業界考えいている人
文系からIT業界はつらい ~ IT業界とは~
『IT業界』は大きく3つに分野が分けられます。
- ソフトウェア系
- ハードウェア系
- 通信・ネットワーク系
例えば、家庭で使用するパソコンを例にします。
わたし自身の就職先は「ソフトウェア系」にあたります。
ただし、皆さんが使用している一般的はソフトではなく、企業が使用するシステムのを開発に従事しています。
IT業界全体は人材不足を理由に大きく需要が高まっているかと思います。
出典:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf


文系からIT業界はつらい ~ IT業界でのつらい経験~
わたしは高校、大学と文系出身です。
教員を目指していたので教育学部でした。
大学4年生の時に、就活へ転向し、IT業界のみで就職活動を行い、IT企業に就職しています。
規模100名ほどの中小企業ではありますが、勤続10年目です。
システム開発要員としてシステム設計やプログラミングはもちろん、
プロジェクトのリーダや、マネージメントも担当することもあります。
今でこそ、
他の社員と仕事に差が生じることはありませんが、入社したての頃はものすごく大変でした。
【 文系からIT業界へ – つらい経験①】わからないことがわからない
わたしはそもそもプログラミングの概念すら理解していませんでした。
そのため、作業を指示されても作業の目的も意味も全く理解できませんでした。
また、書き方も細かな作法の意味もすべてわかりませんでした。
- 関数(命令句)の意味
- 記号の意味
- 改行のしかた
- 括弧の意味
全てがわからずに、質問するにも何がわからないのかわからいない状態になってしまいます
一歩も進まないこの状態が、本当に苦しかったです。
同期の新人は、情報系の学部出身だったため、比較してさらにつらい思いをしました。
【文系からIT業界へ – つらい経験②】孤独感がつらい
他の同期の新人は、情報系の学部出身でした。
出身学部を聞いた時点で経験値の差にスタート時点で同期に劣等感を感じていました。
加えて、同期と一緒の現場に配属されて
技術面での差を目の当たりにしたときは本当に恥ずかしくなりました。
まして、わからないことがわからずにつらかったです。
ですが、
同期が一緒だった現場はまだよかったです。
2番目以降のプロジェクトでは、同期がばらばらのプロジェクトへ配属になりました。
わたしは同期のいないプロジェクトにアサインしました。
そこでは先輩に教えを乞う毎日が続き、
ただでさえ忙しい先輩に迷惑をかけることが大変申し訳なかったです。
OJT(先輩が後輩に教える制度)があるのは承知していましたが、
先輩も情報系出身の新人だと思っていたみたいでしたので、苦労している顔が辛かったです。
つらい状況でしたが、わからないことはわからないので、聞くしかなかったです。
質問していたといううよりも教えを請って、すがるしかない状況でした。
【 文系からIT業界へ – つらい理由③】プログミング以外の覚えることが多い
IT業界にい就職したら、マトリックスの世界みたいに数字や英字の世界に浸るとイメージしていました。
しかし、実際には、開発のプログラミング以外に
プログラムのテストや、ドキュメント作成が多いです。
設計書、単体試験仕様書、結合試験仕様書、手順書、提案書、報告書などなど。
それぞれのドキュメントにも書き方、覚える必要がありました。
しかもそれは、ドキュメントの目的こそは同じですが、
プロジェクトごとに必要項目や粒度感が異なったりして本当大変です。
開発のイロハも理解していないのに、何書けばいいのかわからずに本当に辛かったです。
文系からIT業界へ就職してつらい理由まとめ
- そもそもプログラミングは簡単ではない。いきなりの業務参画は辛い。
- 文系出身は少なくて、空気感が違うので孤独感を感じてつらい
- プログラミング以外にも覚えることがたくさんでつらい


IT業界へ文系から就職しても、乗り越えられてた理由
繰り返しですが、 文系・未経験 のIT就職はつらいです。
わたしは3年はつらかったです。
4年目以降は1つの言語で覚えたプログラミングのスキルをベースに、
他のプログラミング言語でも開発が行えるほど成長できていました。
わたしは先輩にも恵まれたので、プログラミングを多くやらせてもらいました。
おかげで、一番の弱点であった技術的な部分を補うことができました。
これは本当に幸運でした。
弱点を克服できたので自信がつきプログラミングが楽しくなってきました。
また、他の言語も基礎的な部分は同じであるため、
一つのプログラミング言語を身に付けると応用をさせることができたので覚えるのが苦ではなくなりました。
乗り越えるのに3年かかりましたが、3年はまだ早い方なのかもしれません。
情報系出身の同期が配属したプロジェクトでは、保守担当だったためプログラミングをあまりやっていませんでした。
同じペースでプログラミングの経験していたら成長していただろうと思いますが、
あまり成長していないと感じました。
文系からIT業界へ就職するなら準備すること
仮に、10年前のわたしに戻り就活生に戻ったとします。
それでもIT業界への就職を狙っていると思います。
理由は、つらいけど十分な魅力があるからです。


もちろん、つらい経験はもちろんしたくないので、準備として次のことをします。
- プログラミングの勉強を習慣化(自分で作ってみる)
- プログラムテストを勉強
わたしは、就職してからでもプログラミングを身に付けました。
これは運がよかっただけで、
同期のようにプログラミングを行わない部署に配属していた場合は、プログラミングを身に付けられなかったです。
そんな場合でも、ITは日進月歩で進歩し続けます。
そのスピードにおいていかれないようにするため、自身のアップデートは不可欠です。
そのために
『プログラミングの勉強の習慣化』は必要になるので、
早い段階から身に付けたいと思います。
2つ目の『プログラムテストを勉強する』は言葉の通りです。
プログラミングを身に付けるだけでは、バグ(不具合)だらけの下手くそなコードになります。
いかに品質の高いロジックを組むかが重要です。
品質を高めるためには、ロジックを検証します。その検証がテストです。
そしてどのような点を、どのようにチェックするのか考える必要があります。
そのためまずは「テストとは」を勉強する必要あります。
この点を抑えておくと品質の高いプログラムを組むことができます。
【まとめ】文系・未経験でもIT業界へ就職するために
IT業界は需要が高まっており、これからも拡大する業界である。
在宅ワークも可能な魅力のある業界である。
しかし、文系出身や未経験でIT業界に就職・転職を考えているなら注意が必要。
- つらい経験はすると覚悟しておくこと。
- 勉強が必要であること。
どの業界に進んでも同じことは言えますが、特にIT業界は特に速いスピードが求めらます。
準備をしっかりしたうえでつらい思いをしないように気を付けてください。



