プロジェクトの現場やネット記事でも、
PG(プログラマ)・SE(システムエンジニア)の需要が高まってきているなと感じることがあります。
今回はどうして需要が高まっているのか、本当にPG(プログラマ)・SE(システムエンジニア)は需要が高いのか調べてみました。
- IT分野への転職・就活を考えている方
- IT業界から転向して、別業界に転職しているか悩んでいる方
SE・プログラマーの需要が高まっているデータ
【データ1】国が出しているデータ
経済通産省の調査によるとエンジニアの需要は2030年に79万人不足するというデータが示されています。
これから日本は新卒者の人数よりも退職者の人数が上回ってしまいます。
日本全体が人手不足は深刻化していく状態です。
出典:国税調査結果
【データ2】業種別求人倍率
業種別の転職求人倍率から見てみます。
業種1位は『IT・通信』で5.53 (一人に対して5.53社の求人がある)というデータが出ていました。
同データでは、他業種は2ポイント以下(一人に対して2社以下)ないのに比べて、
『IT・通信』 では倍以上の数字を出しています。
出典:https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/
【データ3】職種別求人倍率
職種別の求人倍率のデータを見てみます。
職種1位は『技術系(IT・通信)』で7.84(一人に対して7.84社分)の求人があることがわかります。
業種との違いは、企業自体はIT分野ではないことです。
他業界の企業のIT部門というイメージ
出典:https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/
【データ4】実際のプロジェクト現場
これは主観になってしまいますが、2019年くらいから現場に外国人が増え始めました。
モンゴル、韓国、中国、ベトナムなどの方がいます。
しかも、プログラミング得意というわけではなく、日本語カタコトで新人として参入してきていました。
人手不足による外国人労働者の参入を目の当たりにしています。
外人の目から見ても、日本で働くうえでIT業界は魅力あるものなど感じます。
SE・プログラマー不足の理由
【理由1】少子高齢化
需要が高まっている原因は、
ずいぶん前から問題になっている、日本全体での少子高齢化によります。
この問題は今後も深刻化していきます。
これにより日本の業界全体の人手不足となっています。
人口ピラミッドで2020年と2030年を比較しても、高齢化が進んでいるのが顕著になります。
■2020年
■2030年
出典:https://dashboard.e-stat.go.jp/pyramidGraph?screenCode=00570®ionCode=00000&pyramidAreaType=2
働き世代である20歳~60歳の間で、恒例の方が人数が多いです。
【理由2】人手不足への施策として、「IT化」が推されている
人手不足により、
1人あたりの作業量を増加せざるを得ない状況が問題です。
この問題をを打破すべく、『IT化による業務の効率化、生産性の向上』が求められています。
IT業界は、業界全体を支えることができるため需要が高まっています。
【理由3】IT進歩によりサービス増加
ITの進歩のよって、サービスが増えました。
今では欠かせないスマホを例にとっても、様々なサービス、アプリが存在します。
そして、今後も新しいデバイスや技術は生まれてくることでしょう。
そこにはビジネスチャンスがあり、さらにITに力を入れる企業は増えています
ここまでのまとめ
- 日本の業界全体が人手不足
- 人手不足による、作業負荷の増加問題をIT活用によって解決しようとしている
- IT業界は他業界のIT化のために需要が高まっている
- ITの進歩により、ビジネスチャンスが生まれ続けているため需要が高まっている
IT業界の将来(予想)
国や転職市場のデータから見えるように、業界の人材不足はさらに深刻化していきます。
ここから、想像されるのは3つです。
- エンジニアの転職市場がさらに伸びる
- 個々のエンジニアに求められるレベルが上がる
- ITの進歩による、新しい技術に追いつくスキルが求められる(RPA、IoT、AI、セキュリティ)
スキルアップをし続けていかないと生き残れないということになります。
これは現在も変わりません。エンジニアとしての常に求められることになります。
期待したところは
需要の方が高くて、エンジニアの売り手市場であるというところに期待したいです。
これにより、働く環境が改善充実していくことを願いたいです。